美佳です。
ゴールデンウィークだけど、ステイホーム週間。
何かと暗いニューズばかり目にする昨今ですが、極力気分が滅入るような記事などは見ないほうがいいかも。ストレスたまるから。
自分のストレスは他の人にも伝染しやすいし。
今日は、『Is your stress changing my brain?(あなたのストレスが私の脳を変える?)』からストレスは脳を変えるかもね、という研究結果を。
ネイチャーニューロサイエンスの新しい研究で、カルガリー大学の医学部、ホッチキス脳研究所(HBI)のジャイディープ・ベインズと、ベインズのチームは、他者から伝達されるストレスは、自分の脳に本当のストレスを受けたかのような変化を与える可能性があることを発見しました。
マウスでの研究で、仲間との交流の後メスマウスの場合、ストレスの影響を受けた脳は元に戻るが、オスマウスには戻らなかったことが判明したのです。
「PTSD、不安障害、うつ病などを含むの多くの精神疾患の脳の変化は、ストレスに関係ある。最近の研究では、ストレスや感情は伝染しやすい可能性があることが示唆されおり、これが脳に永続的な影響を与えるかどうかは不明だが」と、ベインズは述べています。
ベインズ研究チームは、オスまたはメスマウスのペアにおけるストレスの影響を研究しました。
各ペアから1匹のマウスを取り出し、パートナーのところへ戻す前に穏やかなストレスを投与。次に、特定の細胞、特にストレスに対する脳の反応を制御するCRHニューロンの反応を各マウスで調べたところ、ストレスを受けたマウスと残ったマウスの両方の脳のネットワークが同じように変化していることがわかりました。
この研究の筆頭著者であるベインズ・ラボの博士研究員であるトニー氏は、次のように述べています。「驚くべきことは、実際のストレスにさらされていないパートナーのCRHニューロンが、ストレスを受けたマウスを測定したものと同じ変化を示したことだ」と。
いつかのマウスの実験を経て、ベインズは、これらの発見は人間にも存在する可能性があることを示唆しています。
「私たちはストレスを簡単に他の人に伝えます。時には無自覚でそういうことをしている時もあります。ストレス症状が、家族やPTSDに苦しむ愛する人に持続する、という証拠さえあります。逆に言えば、他人の感情状態を感知する能力は、社会的絆を構築する上で重要な部分なのです」と。
今コロナで、不安なりストレスなり、抱えている人も多いけど、自分でちゃんとストレス発散させたりしないと、パートナーも不安やストレスに悩まされる可能性があるということ。
でもそうですよね。イライラした人のそばにいると気が滅入るし、何か起こった際、誰かがパニクっていたり、キャーキャー騒いでいたりすると、こっちまでソワソワしてくるし。
不安やストレスは自分だけの問題じゃないということを忘れないように。
で、ストレス発散の本を一冊。
研究機関、大学研究所等の科学的根拠のあるストレス解消法が載っている『超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド』
正しい呼吸法、整腸、太陽がいかに人体にとって大切か、とかストレスに強い精神の作り方から、ストレスを感じてしまってからの対処法など、ストレス解消法がずらっと載っている素晴らしい本。
ストレスのせいで自分が自分じゃなくなる人、ストレスで人間関係、恋人との関係をぶっ壊しちゃったことがある人は、この本読んで上手にストレスと付き合っていくのもいいかもね。
参照:Is your stress changing my brain?
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