常に自分を磨き続け、生涯学び続けることが大事!by孔子

美佳です。


先日、銀座時代のお客さんと西麻布でお食事をしてまいりました。まぁ基本ウェブ云々の話ですが。

飲み屋時代のお客さんは、基本的に3人としか連絡をとっていません。

ロサンゼルス在住の出版会社をやっている人と、京都の祇園の開業医と、この写真の銀杏を一緒に食べた美容系の会社をやってる人。

なんか話していて楽なので。


この日は珍しく恋愛の相談もさせてもらいました。

まぁ一緒に食べたこの人、30代半ばなのに結婚して離婚して、今は彼女と同棲しつつ飲み屋の子達と旅行に行ったり……と色々恋愛(?)をしているので。


美佳、最近まで定期的にデートをしていた人がいるのですが、結局うまくいかず離れたんですよね。別に結婚願望がそこまで強くないのに結婚願望が強いと思われていたし(いや、将来的にはパートナー欲しいですよ?だって30年後ひとりぼっちは嫌だし。でも焦点は30年後くらいなの。別に子供が絶対欲しいってわけじゃないから)、会うたびに謎に女友達の話をされるし、その度に美佳は倍返し(?)じゃないですが、飲み会に参加していた等チャラい話をして、自分の中のモヤモヤを紛らわしたりして…。


一度、その彼が美佳の家に会いに来てくれた時は、女友達の話をしなかったので美佳もチャラい(?)話はせず、まったりと平和に過ごせたのですが…唯一心からリラックスできたデートはこの一回だけだったかもなぁと。

というのをお客さんに相談したら、お客さん曰く「お前のことが好きじゃないか、他に女いるから、絶対。てか付き合ってないのなら彼ひとりに絞る必要なくない?他も見ろよ」と。


まぁドンピシャで、結局電話で「めっちゃ好きってわけじゃない。〇〇ちゃん(←私の本名)なんか頑張ってるなーって思ってたけど、たまに連絡取り合ってご飯行けるくらいの関係がいい。なんで俺がいいわけ?」的なこと言われたので、もう自分からは近づかないでおこうかなと。


別に曖昧な関係でもいいんですけど、何考えているか全然分かんない曖昧な関係は接しにくいし甘えにくいから苦手なんですよね…。


過去、美佳に「3ヶ月付き合ってみる?」と提案してきた男がいたのですが、今思えば斬新だったなと。確かに、付き合ってからの方が変な遠慮が取れ楽しかったんですよね。

本性出しやすいし発言しやすいし「3ヶ月」って言われると、そこまで好きじゃなくても(まぁ3ヶ月試しに付き合うのもアリなのかなー)と軽く OKしやすいっていう…。

3ヶ月後に更新するか、満期終了にするか決めればいいわけで笑




ということで、気分転換のためにも自分磨きしよーっと♡



で、よく“自分磨きをしなさい”的なことが書かれたコラムを読むし、美佳もたまに書きますが、単にネイルをするとか、エステに通うとか、そういう自分磨きって見た目は良くなりますが、人間味が増すというか……奥深い人間にはなれないですよね?


個人的には外見を磨くのも大事だけど、人間性を高めていくのも大事だなぁと。


で、孔子の論文の一つに、

『子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の彫むに後るるを知る。』


訳:「寒さの厳しい季節になってはじめて、常緑樹である松や柏は他の樹木よりも遅れて落葉することがわかる」


という言葉があるのですが、これは「人間の本性は逆境に立ったときにこそあらわられる」というもので、どんな状況下でも平常心が保てるか否かが、人としての価値・品格を定めますよ、というもの。

何か問題が起こった際、その人の対応で、その人がどういう人物かってある程度見えますよね。

苦境に陥った時に慌てないためには、良い時も悪い時も変わらない松や柏のように“日頃からいざというときに備えて怠りなく励むことが大切”ということです。


確かに、たくさんの人生経験がある、かつ賢い人は、何か事態が起こっても冷静ですよね。むしろパニクっている人にも優しく声掛けができたり。

人間としてのかなり魅力的です!

逆に、どんなにイケメンでもいざという時にパニクったり、人に八つ当たりしたり、アワアワしちゃう人って(うわぁー……子供っぽい…)と引いてしまいません? 

大抵そういう人って、そもそも地頭も良くないですよね。

話せば話すほど(あれー?なんか薄っぺらいなー……)と底の浅さに気づいてしまったり。


やっぱり自ら学び続けなきゃ奥深い人にはなれないのでね。


他にも、

『子曰く、黙してこれを識し、学びて厭わず、人を誨えて倦まず。何か我に有らんや。』


訳:「人のいうことを黙って聞いて物事を知る、勉強に飽きることがない。人に教えて嫌になることもない、それぐらいが私の取り柄である。」


という章句があるのですが、これは“「聞く」「考える」「気づく」が自分を成長させてくれる”と言っているもので、「黙してこれを識し」は「聞く力」を養うこと。

上司や部下の話、友人の悩み、社会の声にきちんと耳を傾けるこの行為が、まずは学びの出発点。

で、「学びて厭わず」は「考える力」を身につけることで、聞くことで得た知識や技術を疑い、自分なりの考えを出し、考え抜いて見えてきた自説を他人と意見交換をして高めていくもの。考える行為は自分なりに培養する、学びの通過点。


そして、「人を誨えて倦まず」は「気づく力」を養う段階。聞いて学んだことや新たに発見した知識と技術を人々に教えることで、新しい「気づき」を発見する学びの成熟点。


学ぶには「聞く力」「考える力」「気づく力」の三要素が重要である、というのを示した章句なんです。


けど、どの力もすぐに身につくようなものではないからこそ、人はいつまでも学び続けなきゃいけないんです。

「自分はもう十分だ」「何もかもわかった」と思った時点で学ぶ意欲はなくなってしまいます。すべてを「知る」ことなど、死ぬまで学んでもできないことであり、“驕らずいつまでも学ぶ姿勢を持ち続ければ、人はどこまでも成長することができる”ということを伝える言葉なんです。

まぁ当たり前のことなんですけど、できている人って少ないですからね。


昔の人がここまで素晴らしいことを書き残しているってすごい。

人間が一生大事にすべきことを教えてくれる孔子の論語が好きで、最近読み漁ってます。



参考書:『カラー版 イチから知りたい! 論語の本』 発行所:株式会社東西社

監修者:佐久 協