【「見てはいけない」「やってはいけない」は逆効果?】カリギュラ効果はマーケティングにも恋愛にももってこい

美佳です。

夜の11時に東京を出て、深夜に尻焼温泉に入り、その後草津に移動して、朝方4時に足湯してました。やっぱり今年も群馬♡

田舎はいいね!

新鮮な空気とともに花粉を胸いっぱい吸ってきましたよ☆花粉症なのにね!



本日は「見てはいけない」「やってはいけない」は逆効果なのではないか、というお話。


よく「R—18指定」の映画や「残虐なシーンがあります」という警告文が載せられたDVDがあったりしますが、この“禁止”や“警告”は逆効果なのではないか、と心理学では考えられているようです。


というのも、人は“禁止されればされるほど、興味をひかれてしまう”から。

これを心理学では「カリギュラ効果」といいます。


過去に、『カリギュラ』という、ローマ皇帝の残虐ぶりを描いた映画が作られたのですが、ボストンなどでは残虐シーンやセックスシーンが過激すぎるという理由で、上映画禁止になりました。

ですが、かえって大きな話題になってしまい、ボストンからわざわざ隣町に観に行く人が続出…。

結局ボストンでも上映をされることになったそうです。


「禁止されると、かえって興味をひく」というこの現象を映画の名前をとって“カリギュラ効果”と呼ぶようになったそう。



ミシガン大学のブラッド・ブッシュマンは900名の子供達に、いろんなテレビ番組表をみせて「どの番組を観たい?」と尋ねる実験をしたところ、

「警告ラベル」のついている番組の方が、ついていない番組よりも、子供たちは「この番組を観たい」という気持ちを強めたことが確認されています。


人間はアマノジャクなところがあって、禁止されるとかえって興味をひかれてしまうのです…。

マーケティング戦略においてもカリギュラ効果は利用することができます。

禁止するほど人は興味を持つので「売ろう」とするのではなく、「売らない」と言うほど、かえって客はひかれるということ。


そう「1日○食限定のランチ」とか「1日○○個限定ケーキ」というお店は“それ以上は売らない”と言っているわけです。


あえて “買いたくとも買えない状態”を作り出すのは、一種のカリギュラ効果を狙ったマーケティング戦略。


会員制レストランやバーも“他の人の入店禁止”というカリギュラ効果を狙った方法。


みーんな戦略にまんまとハマってるだけ♡



美佳、過去にカリギュラ効果でロンドン1位になった「ダリッジの小屋」という記事を書いているので、気になる方はこちらもどーぞ。

【ミステリアスなほど人は集まる】人を惹きつけたいのなら自分をさらけ出さないこと


カリギュラ効果はマーケティングだけじゃなく恋愛にもバッチリ使えます。

ざっくり言うと、“素っ気なくはないけど、あまり相手に興味のないフリをする”とか“ちょっと落としにくい女になる”だけでも相手の興味はひけたりするし、「これ○○君にしか言ってないから、ホント誰にも言わないでね!」と秘密を共有するのも、ある種のカリギュラ効果。

「秘密を言いたい」と思うほど、その子のことを思い出すだけでなく、どこか仲間意識が生まれるし、特別感もあるので、恋にはもってこい。


仕事にも恋にもカリギュラ効果は使えます☆



参考:内藤誼人 『図解 身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本』