美佳です。
自宅から徒歩圏内に古民家カフェがありまして。週の中頃にお邪魔してます。
映画のロケ地にもなったことあるそう。
落ち着く空間♡
(たぶん検索で「都内 映画ロケ地 古民家カフェ」で普通に出てきそう)
さて、本日はコストをかけた告白の方が誠意が伝わるんじゃない?って話。
結論から言うと相手に「コストかかってんだろうなぁ〜」と思われる告白は高評価。
まぁ普通に考えて、デートにも誘われてない、LINEもそこまでやり取りしてない相手にいきなり「好きです、付き合ってください」って告白されても(え?本当に私のこと好きなの?この人私のこと騙そうとしてる?)と、素直に相手の気持ちが受け取れないですよね?
面と向かって告白or LINEなどの文面の告白、でもまた受け取り方ってちょっと違うもの。
これについて石井辰典氏が、大学生58名を対象に告白の実験を行いました。
実際に告白をさせるとかではなく、紙に書かれたストーリーを2つ読み、自分に当てはめて考えてもらうというもの。
ストーリー1つめは「仲の良い異性が誕生日にあなたをレストランに誘い、その後に告白をする」という話。
で、「相手はどれだけ告白に労力をかけたと思うか」「告白は強引だと感じたか」、「告白に好感が持てたか」「告白に誠意を感じたか」「告白に心を打たれたか」の4つと、
「相手と付き合っていいと思うか」を、1(そう思わない)~5(そう思う)までの5件法で回答をしてもらったのです。
ストーリー2つめは(コスト:高 vs. 低)×2(告白方法:FTFC vs. CMC)の4種類。
※(FTFC=対面型コミュニケーション CMC=LINEなどのコンピューターを介したコミュニケーション)
コスト高条件では、告白者である異性があなたの行きたいと言っていた店をずっと記憶しており(認知的コスト)、予め店の予約を取ってくれ(時間的コスト)、さらに12,000円のコンサート・チケットという高価なプレゼントをくれた(金銭的コスト)という内容。
一方、コスト低条件では、誕生日を覚えていた、予約を取っていたという記述がなく、またプレゼントが5,500円のチケットであるという内容。
またストーリーの最後の告白部分をFTFC条件では、レストランを出た後に「好きです。付き合ってください」と言われたという内容として、CMC条件では、レストランを出て帰宅後に、「好きです。付き合ってください」というメッセージが届いた、という内容に。
結果、
◎コストが高い人は、告白は強引ではない、好感が持てる、誠意が感じられる、心を打つ、付き合っても良いと回答する傾向(関連)が認められた。
◎FTFCの方がCMCよりもより好感が持てると評価されていた。
FTFCの方が真剣な気持ちが伝達できると解釈できるっぽい。
一点。この実験の対象が大学生だったという点。
コンサート12,000円だろうが5,500円だろうが大学生からしたらどちらもコストがかかってます……。
なのでFTFCもCMCもコストという点では同程度であると評価……。
ただ、相関分析からは知覚されたコストの評定が高かった参加者は、告白の評価も高かったそうなので、相手にコストがかかってる!!と気づいてもらえれば告白の評価も高いということでしょう。
コストのかかった行動によって正直で真剣な気持ちが伝わるのも可能ということ。
また、栗林 克匡 氏の「恋愛における告白の成否の規定因に関する研究」によれば、知り合ってから3ヶ月以内で夜に告白が成功しやすいそうですよ。
まぁ確かにコストかけてもらっちゃうと、好かれているのは伝わってはくるかも。
ただ(恋愛としてこの人ナシだなー)って人にされると重いんだけどねw
恋愛としてまぁアリかな?くらいの人にアレコレされたら、普通に嬉しいし、付き合うべ。
告白の成功を少しでも上げたいのなら、告白までにコスト(お金や時間や労力)をかけた方がいいかもねって話でした☆
参考文献:
石井 辰典 氏「恋愛感情の告白における誠意の伝達とコストリー・シグナリング」
栗林 克匡 氏「恋愛における告白の成否の規定因に関する研究」
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